目次 [非表示]
みなさんは夏、好きですか?私は暑さが苦手なので、夏のことはあまり好きではありません。暑さは年々増していて、真夏日、猛暑日、酷暑日と暑い日を形容する言葉が続々と更新されています。
夏がこんなに暑くなっている原因は、ずばり、地球全体の気候変動にあります。世界中で気温の上昇が問題となっているのです。
今回私が参加した「未来をデザインする力 -SDGsを自分のストーリーにする」講演会では、ジャーナリストの堅達京子さんによる、気候変動の視点から見た地球の現状と、持続可能な社会の実現のために私たちや社会全体ができることについてのお話を聞きました。

これは、地球の平均気温の変化を表したグラフです。グラフが急上昇しているきっかけには、18世紀にイギリスで起こった産業革命があります。人類の技術の進歩に比例して気温は一気に上昇し、2100年には4℃の上昇が見られることを予測しています。
しかし、地球は産業革命以前の平均気温から2℃上昇すると、浴槽の水が栓を抜かれると一気に流れていくように、急激な変化が起こると考えられています。これが、気候変動の転換点です。
転換点を迎えた地球は、今までとは全く別のものに変化してしまい、戻ることはできません。そして既に、昨年2025年の平均気温は産業革命前よりも1.5℃高くなってしまっており、いくつかの自然環境が後戻りできない転換点を迎えようとしています。
その1つに、北極や南極の氷が溶けてしまう現象があります。北極や南極って、日本から遠く離れた地球の端っこの話じゃないの。って、思うかもしれません。しかし、それらの氷が溶けると、水の容積が増えて海面が上昇します。すると、例えば大阪は、その場所の近隣の海面を基準とした高さである海抜が低いため、海面がたった1、2m上昇しただけですぐに海の中へと沈んでしまいます。ユニバとか、沈みます。
日本から遠く離れた北極や南極の氷が水になるという一見ちょっとした変化が、私たちの生活に影響を及ぼそうとしてきているのです。
でも、逆に言えば私たちがゴミを減らすとか、環境に配慮した製品を積極的に使うとか、そういうのも北極や南極に影響を与えるんじゃないか。そう思いませんか。お互いがお互いに少しずつ作用しあっているはずなんです。そう考えた私は、自分一人の意識では変わらないと思うのではなくて、私のほんの少しの意識はみんなほんの少しの意識と合わさって、世界に大きな変化をもたらすということを信じ、自分の行動は無駄じゃないと自信を持って動くことが大事だと思いました。私がペットボトルを毎度丁寧に分別して、リサイクルに出していることはきっと無駄じゃないんですよね。
講演会では他にも、サラヤ株式会社コミュニケーション本部本部長の代島裕世さんの、ボルネオ島における熱帯雨林破壊の現状についてのお話や、大阪の大学に通う大学生を交えたパネルディスカッションがありました。


講演会には高校生からお年寄りまで、幅広い年代の方が参加しており、参加されていた方から、「SDGsのことは分かっているつもりだったが、現状がこんなに厳しいとは思っていなかった。もっと環境を身近なものとして考え、行動していきたい」という感想をお聞きしました。
一人一人の明日からの行動に少しでも変化が起こるといいですね。
近畿大学文芸学部在学|好きな食べ物は味付けのり






