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大阪でもたくさん見つかっていて、自然や生き物に大きな影響をあたえている「外来生物」。どんな問題が起きていて、何に気を付ければ良いのか、いっしょに見てみよう。
よく知っている生き物も実は外来生物!?
みんなは「外来生物」って聞いたことがあるかな。外来生物とは、もともといなかった場所に、人が運んだ生き物のことだよ。みんながよく知っているアライグマやアメリカザリガニ、ウシガエルも、じつは外来生物! ペットとして連れて来られたり、荷物にまぎれて来たり、いろいろな理由で日本にやって来たんだ。日本には、分かっているだけでも2000種以上の外来生物が暮らしているよ。
外来生物が問題になる理由は?
外来生物の中には、日本の自然に馴染んで、みんなの生活に欠かせなくなっている生き物もいるよ。でも、もともといた生き物のすみかをうばったり、自然のバランスをくずしたり、人にとって危険なものもいて、世界中で問題になっているんだ。
じゃあ外来生物は「悪い生き物」なのかな。外来生物は、運ばれた場所で一生懸命生きようとしているだけだよね。忘れてはいけないのは、外来生物にしてしまったのは人間だということ。これ以上、「悪い生き物」になってしまう生き物が増えないよう、みんなにできることを考えてみてね。

外来生物の中でも要注意! 飼ったり栽培したりすると罪になる!?
知っておきたい「特定外来生物」
[特定外来生物とは?]
外来生物の中でも、特に生態系や人の命・体に被害をあたえるもののこと。
現在、日本には162種類が指定されているよ。
やぶると罰則も!
法律で禁止されていること
※1~3は原則禁止。4、5は禁止。
- 飼育、栽培、保管、運ぶこと
- 外へ放つ、植える、まくこと
- 販売すること
- 輸入すること
- 許可を受けた人が、許可を受けていない人にゆずったりわたしたりすること
特定外来生物は、定着すると大きな影響をあたえる可能性があるから、これらの行為には厳しい罰則があるよ。最高で個人で拘禁刑3年もしくは300万円以下の罰金! それくらい大変なことなんだ。
[条件付特定外来生物]

特定外来生物だけど、野外でつかまえること、ペットとして飼うこと、飼えなくなったときに無償でゆずることは認められている生き物だよ。でも外ににがすのは絶対にダメ‼勝手ににげ出しても法律でばっせられるよ。飼うときは正しく飼おう!

これ以上数を増やさない! 被害を増やさない!
大阪市の「外来生物」を知って気を付けよう!
大阪市にいる外来生物の中で、特に知っておいて欲しい生き物やみんなに気を付けて欲しいことを紹介するよ。
知っておこう! 危険な大阪市の「特定外来生物」
かまれたら大変!
セアカゴケグモ

[どんな生き物]
平成7年に大阪府などで発見されてから、増えているよ。
メス:8mmから10mm、真っ黒でお腹に真っ赤な目立つ模様
オス:3mmから5mm、お腹に白いまだら模様
[どんな被害]
普段はおとなしく、毒のあるきばも短いから、素手でつかまえたり気付かずにさわったりしない限りかまれないけれど、かまれるとすごく痛いんだ。ひどいと、全身の痛みやはき気が出ることもあるよ。
>>> セアカゴケグモの習性や注意点はこちら。おうちの人と見ておこう!

被害急増!サクラが減っちゃう!?
クビアカツヤカミキリ

[どんな生き物]
カミキリムシ科の昆虫で体長(頭からおしり)は2.5~4cm。光沢のある黒色で、首の部分が赤いよ。原産地の中国やベトナム北部などから、貨物などにまぎれて日本に入ったと考えられているんだ。
[どんな被害]
サクラ・ウメなどバラ科の木の中を食いあらし、木がかれることも。繁殖力がとても強くて、大阪市内でも被害が急増しているよ。

写真提供:(地独)大阪府立環境農林水産総合研究所
>>> クビアカツヤカミキリの習性や対処法はこちら。おうちの人と見ておこう!

大阪市内で確認されている特定外来生物は、なんと25種類もいるよ。
これ以上増やさないために、環境省が作った
「外来種被害予防三原則」を知っておこう。
1.入れない
生態系などに悪い影響をあたえるかもしれない外来生物は、
まず入れないことが重要!
2.捨てない
すでに飼っている、栽培している外来生物は正しく管理し、捨てない!
(にがさない、放さない、逸出させない)
3.拡げない
すでに野外ですみついている外来生物は、それ以上拡げないことが大切!

監修:大阪市環境局
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。






