目次 [非表示]
1月31日(土)、エル・おおさかで、「未来をデザインする力―SDGsを自分のストーリーにする―」をテーマにしたシンポジウムが開催されました。エコチル学生記者プロジェクトに参加した大阪公立大学の松原さくらさんの記事を紹介します。
地球の未来をみんなで考える
~間に合わなくなるその前に~
大阪公立大学 3回生 松原さくら
取り返しがつかなくなる前に
みなさんは「環境問題」という言葉を知っていますか?ほとんどの人が知っていると思います。では、「環境問題に自分も取り組まないといけない」と思っている人はどれくらいいるでしょうか。1月31日(土)に「未来をデザインする力―SDGsを自分のストーリーにする―」シンポジウムが大阪市内のエル・おおさかで行われました。そこで1人1人が環境問題に対してあきらめずに行動することの大切さを学びました。

始めに、今、地球で起こっている環境問題の話を聞きました。お話してくれたのは、NHKで環境についてたくさんの番組を作っておられる堅達京子さんです。堅達さんは、大量の二酸化炭素のせいで地球の温度が上がる「地球温暖化」が大きな問題となっていると教えてくれました。このまま気温が上がると、洪水などの災害が増えたり、生き物が絶滅したりする可能性が非常に大きくなります。さらに恐ろしいのは、気温が上がって海の中のサンゴが絶滅してしまうと、そのサンゴにすんでいる他の生き物たちの家がなくなるというドミノ倒しの問題です。このように、1つの環境が壊れるとドミノがたおれるように次々と問題が起こってしまいます。
堅達さんは「もうすぐ地球は取り返しのつかないほどに壊れてしまう」と警告しました。そんな危機がせまる中、私たちは社会を大きく変える必要があります。日本にできることは太陽光発電などの「再生可能エネルギー」をもっと使うことだといいます。では、私たち1人1人にできることは何でしょうか。それは「自分自身のものさしを変えること」です。1人で何をしても意味がないという考え方ではなく、1人でも何かできることはないかという考え方に変えることが重要です。そして自分の意見を世の中に伝えることで少しずつ世界は変わっていきます。

少しずつ世界を変えよう
次にサラヤ株式会社の代島裕世さんが、企業による環境問題の取り組みについてお話されました。サラヤ株式会社はヤシの実のマークが付いた洗剤が有名です。この洗剤を作るためには、アブラヤシからとれる「パーム油」が必要になります。パーム油は洗剤だけでなく、私たちの生活の中でたくさん使われています。
さて、東南アジアにあるボルネオ島には見たことのないようなめずらしい生き物がたくさん生息しており、中でも世界一小さなゾウが有名です。しかし、パーム油のためにその動物たちのすんでいる所をどんどんアブラヤシの農園に変えているのです。そこで、サラヤ株式会社は売り上げの1%をボルネオ島の環境を守るために使っています。さらに環境を守りながら作られたパーム油を使用していることを示すマークがついています。代島さんは、「普段から環境に優しいかどうかを考えて商品を買うことで少しずつ世界が変わる」と教えてくれました。

1人1人がどう動くか
最後に大学生2人を交えた意見交換がありました。これまでの話を聞いて、大阪大学4年生の野本さんは「環境問題をいろいろな角度から知ることが大事だと思った。考え方も時と場合に合わせて変えていきたい」と話しました。大阪公立大学4年生の岡田さんは、「初めて環境問題に興味を持ったときの気持ちを思い出すことができた。自分の中の大切な考えは曲げず、いろいろなことに挑戦したい」と話してくれました。進行役の岡見さん(World Seed代表)は「今回の話を聞くだけではなく、聞いた1人1人がどう動くかということが大事。環境問題は長い戦いになるが、続けることでガラッと未来が変わる日が来ると思う。」と話し、今回のシンポジウムをまとめました。
地球の危機はもう後戻りできないところまで近づいています。しかし、私たちが買うモノ1つでも未来は少しずつ変わっていきます。自分なんかが…と思わずに、あなただからできる何かを探して、みんなで環境問題に取り組んでいきましょう!
大阪公立大学現代システム科学|域環境社会システム学類3回生|大学の環境部エコロ助に所属(12月に引退)






