全国
特集
2025.09.08

【エコチル特集】地球に優しいしるし 環境ラベルって知ってる?

目次 [非表示]

みなさんは、環境ラベルって知っていますか?環境ラベルは、環境負荷の少ない商品やサービスに付けられるマークのこと。今回は、環境ラベルについていっしょに学びましょう。

環境ラベルって何だろう?

みなさんは、環境ラベルをご存知ですか?環境ラベルは、地球のことを考えて作られた商品やサービスに付けられるマークのこと。例えば、ごみを減らす工夫をしていたり、リサイクルされた材料を使っていたり、電気を少ししか使わないで作られたりした物などに付いています。

買い物をするときに、環境ラベルが付いた商品を選ぶことは、私たちも地球を守る手伝いをしているということ。日本国内だけではなく、世界中に環境ラベルがあります。エネルギーをなるべく使わないようにしたり、太陽光などの自然エネルギーをとり入れたりと、さまざまな企業が環境に配慮した活動をしていて、環境ラベルはそういった企業の努力が認められた証だといえます。

環境ラベルの3つの種類

環境ラベルにはいくつかの種類があり、それぞれ異なるルールや意味を持っています。

【環境ラベルの3つのタイプ】

  • エコラベル(旧タイプI)
    第三者認証による環境ラベル
  • 自己宣言環境主張(旧タイプⅡ)
    事業者の自己宣言による環境主張
  • 環境製品宣言(旧タイプⅢ)
    製品の環境負荷の 定量的データの表示

みなさんも、ぜひ身の回りの商品にどんなマークが付いているか、探してみてください。エコな買い物のヒントが見つかるかも しれません。

グリーン購入って何かな?

グリーン購入とは、買い物をするときに、まず必要か どうかを考えて、必要なときは環境のことを考えて、環境負荷ができるだけ小さい物を買うことをいいます。

こまめに電気を消したり、ごみを分別して資源のリサイクルをしたりすることと同じように、グリーン購入は今日からすぐにできること。私たちが環境を意識し、環境負荷が小さい物を選ぶことが、事業者の環境意識を高めることにつながります。

「環境ラベル等データベース」で環境ラベルを調べてみよう!

これらの環境ラベルの中で、知っているマークはありますか?環境省が運営しているHP「環境ラベル等データベース」では、 さまざまな環境ラベルについて調べることができるので、ぜひチェックしてみてください!

エコマーク
(公財)日本環境協会が運営するマーク。幅広い商品(物品、サービス)を対象とし、商品の類型ごとに認定基準を設定、公表しています。

FSC®認証制度(森林認証制度)
FSC(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)が運営する国際的な制度。適切な森林管理が行われていることと、その森林からの木材・木材製品であることを認証するマークです。

カーボン・オフセット認証ラベル
環境省が運営するカーボン・オフセットの認証ラベル。温室効果ガス排出量の削減努力を促進することが目的。

PETボトルリサイクル推奨マーク
使用済みPETボトルのリサイクル品を使用した商品に付けられるマーク。PETボトル協議会が運営。

リユース・リサイクルのための
識別表示マーク

アルミ缶
(公社)食品容器環境美化協議会による、飲料・酒類用のアルミニウム製の缶に表示されているマーク。

ペットボトル
PETボトルリサイクル推進協議会による、飲料・酒類・特定調味料用PETボトルに表示されているマーク。

紙製容器包装
紙製容器包装リサイクル推進協議会による、アルミ不使用の物および段ボール製容器包装を除く飲料用パックの紙製容器包装に表示されているマーク。

プラスチック製容器包装
プラスチック容器包装リサイクル推進協議会による、飲料・酒類・特定調味料用PETボトルを除くプラスチック製容器包装に表示されているマーク。

リチウム二次電池 (小型二次電池)
一般社団法人電池工業会による、リチウム電池の二次電池(充電すればくり返し使える充電式電池・蓄電池)に表示されているマーク。

>>> 環境ラベル等データベースこちらをチェック

クイズにチャレンジ!
知っているかな?世界の環境ラベル

日本国内だけでなく、世界中に環境ラベルがあります。 左側のラベルがどこの国のものか、考えてみましょう!

答え
1.オーストラリア(GECA、グッド環境チョイス・オーストラリア運営の環境ラベル)
2.台湾(Green Mark Program、台湾の環境開発財団運営の環境ラベル)
3.スウェーデン(Bra Miljöval、スウェーデンの自然保護団体Swedish Society for Nature Conservation(SSNC)運営の環境ラベル)
4.タイ(Thai Green Label、タイ環境研究所および工業省運営の環境ラベル)
5.アメリカ(Green Seal、独立非営利団体Green Seal運営の環境ラベル)
6.ドイツ(The Blue Angel、ドイツ連邦環境・自然保護・建設・原子力安全・消費者保護省など運営の環境ラベル)
7.ニュージーランド(Eco Choice Aotearoa、ニュージーランドのEco Choice Aotearoa運営の環境ラベル)


監修:環境省環境経済課

この記事を書いた人WRITER
エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

この記事の関連ワードKEYWORD
おすすめの関連記事RECOMMEND
人気の記事RECOMMEND
1
2
3