大阪
動物園だより
2025.09.01

【天王寺動物園だより】飼育するのは2年3カ月ぶり「アムールトラ」

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今月のどうぶつ:アムールトラ

学名:Panthera tigris altaica
英名:Amur Tiger
生息地:ロシアの極東地域や中国の東北部
食肉目(ネコ目) ネコ科

愛らしいショウヘイ

飼育するのは2年3カ月ぶり

6月23日(月)にアムールトラの「ショウヘイ」が神戸市立王子動物園からやって来ました。「ショウヘイ」は2019年1月29日(火)に東京都立多摩動物公園で生まれ、現在6才になります。

天王寺動物園でアムールトラを飼育するのは2023年3月以来、2年3カ月ぶりになります。アムールトラはロシア極東の沿岸部やアムール川、ウスリー川流域に生息し、主にイノシシやシカ類を捕食します。また、ときにはヒグマをおそうこともあります。

学名(パンテラ チグリス アルタイカ)のパンテラは、ヒョウ属(ヒョウの仲間)を、チグリスはトラ、アルタイカとはアムールトラの亜種名(生物の分類における単位の1つ)を指しています。

これから成長していく姿をお楽しみに!

「ショウヘイ」の食事メニューですが、牛肉2㎏、馬肉2㎏、鳥1羽(約1㎏)、牛レバー300gの合計約5.3㎏をペロッと平らげています。体重は134.8㎏とまだまだ小さいですが、300㎏をこえることもあるアムールトラですので、今後成長していく姿を私たちに見せてくれることでしょう。


ショウヘイの食事メニュー

性格は人懐っこく、あまえる一面がある一方、じょじょに環境にも慣れ、担当飼育員に口を開けてきばを見せるなどトラらしい姿を見せています。まだまだ暑い日が続きますが、「ショウヘイ」の雄姿をご覧になってみてはいかがでしょうか。


えさやりの様子

てんのうじニュース

パラワンコクジャクのヒナ

今年は4月と5月に3羽のヒナが誕生しました。今は、親鳥と別々に暮らしています。展示場では木陰にうまくかくれているので、どこにいるのかを見つけることは大変ですが、時間をかけて探してみてください。「鳥のセカイ」でご覧いただけますよ。

 


写真提供:天王寺動物園

協力・監修/天王寺動物園
大阪市天王寺区茶臼山町1-108
TEL:06-6771-8401
https://www.tennojizoo.jp/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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