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「静岡版もったいない運動」って聞いたことはあるかな?「もったいない」を合言葉に、 みんなでごみを減らしていこう!
静岡版もったいない運動って何?
「もったいない運動」とは、「もったいない」を合言葉に、ごみを減らすための行動“4R”に取り組むこと。4Rは、①Refuse(いらない物は断る)、②Reduce(ごみとなる物を減らす)、③Reuse(まだ使える物は再利用する)、④Recycle(正しく分別して再生利用する)の4つの行動の頭文字を取ったものなんだ。
『「もったいない」で未来へつなげる循環型都市しずおかの創造』を実現するためには、私たちが積極的に4Rに取り組むことが必要だよ。静岡市では、情報提供や支援を積極的に行い、私たち市民や事業者などと連携して、未来へつながる循環型都市を目指しているんだ。4Rの中でも特に、①Refuse(いらない物は断る)に重点を置いているよ。
静岡市のごみの現状を見てみよう
図1を見てみよう。
[図1.]静岡市のごみの状況
令和5年度 家庭から出された燃えるごみの量[令和5年度組成調査より]
令和5年度に、静岡市内の家庭から出された燃えるごみの量は約12万4200tで、生ごみ、紙類、プラスチックの割合が大きいんだ。生ごみの約30%が食品ロスで、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品といわれているよ。プラスチックごみの約80%が使い捨てプラスチックごみ。紙類の約半分がリサイクルできる紙類なんだ。 このままごみが増え続けてしまったら、ごみを捨てる場所が無くなるし、地球温暖化が進んでしまうよ。令和5年度の静岡市の1人1日あたりのごみ総排出量は842gだけれど、令和12年度までに783gまで減らすことが目標になっているんだ。
そのためには、私たち1人1人の行動がとても重要になるよ。みんなで「もったいない運動」に参加して、ごみを減らしていこう!
[表1.]今日からできる4Rの取組
Refuse・・・・リフューズ
● 買い物に行くときはマイバッグを持って行き、レジ袋や紙袋は断ろう。
● 不要な包装は断ろう。
Reduce・・・・リデュース
● ごはんは残さずに食べ切れるよう努力しよう。
● 遊びに行くときは水筒を持って行こう。
Reuse・・・・リユース
● おうちで食べられることなく余っている食品があればフードドライブに参加しよう。
● リサイクルショップを利用しよう。
Recycle・・・・リサイクル
● おかしの箱やトイレットペーパーのしんは雑がみとしてリサイクルしよう。
● 飲み終わったペットボトルはリサイクルBOXに入れよう。
令和5年度 家庭から出された燃えるごみの量[令和5年度組成調査より]
家庭ごみを減らすための3つの取組
1.生ごみを減らす!
燃えるごみの中で一番多いのが 生ごみだよ。「3切り」を実践しよう。
食材の使い切り
- 買物に行く前に、冷蔵庫の中身をチェック!
- 余った食材は冷凍保存するなど、保存方法を工夫しよう!
食品の食べ切
- 好ききらいをしないで、ごはんを食べ切る!
- 残った食べ物は、みんなでシェアして食べ切る!
- おうちにあるけれど食べきれない食品はフードバンクに寄付しよう!
生ごみの水切り
- 生ごみには、水分がたくさんふくまれているよ。捨てる前にぎゅっとひとしぼりしよう!
2.紙ごみを減らす!
燃えるごみの中で2番目に多いごみが紙類なんだ。資源としてリサイクルができる紙が、ごみとして捨てられてしまっているよ。
紙類の分別をしっかり行おう!
- 新聞や雑誌だけでなく、リサイクルできる「雑がみ」をしっかり分別!
- 分別した雑がみは紙袋に入れるか、紙ひもでしばって資源回収へ出そう!
<雑がみの例>
- ティッシュの空き箱
- おかしの空き箱
- トイレットペーパーのしん
- メモ・ノート
3.プラスチックごみを減らそう!
令和4年より、プラスチック資源循環法という法律ができたんだ。2050年までに海にいる魚よりも海洋プラスチックごみが多くなると予測されていて、海の環境を守っていくためにも、プラスチックごみを減らしていく必要があるよ。
- 買い物をするときにはマイバッグを持って行き、レジ袋を断ろう!
- つめかえ用商品や紙製容器包装を選ぼう!
- 外出するときには、マイボトル、マイタンブラー、水筒などを持って行こう!
食品ロスって何?
まだ食べることができるのに捨ててしまう食べ物のことを食品ロスというよ。日本では、年間472万tもの食品ロスが発生していて(農林水産省令和4年度統計)、そのうち家庭から発生する食品ロスはおおよそ半分といわれているんだ。食品ロスを減らすためには「もったいない」精神を持って、食べ物を無駄にせず、大切に消費していくことが重要だよ。
フードドライブに参加してみよう!
食べ切れる分だけ買って、作ることが重要だけれど、どうしても食品があまったり、使わなかったりすることがあるよね。そんなときは、「フードドライブ」を活用してみよう! フードドライブとは、家庭で余っている食品を市内各地に設置されているフードドライブ回収BOXに集めて、フードバンクなどに寄付する活動。ぜひ参加して、もったいない食べ物をありがとうの気持ちに変えよう。
[寄付できる食品]
賞味期限が2カ月以上あり、常温保存できて、未開封の食品
- 穀類(もち米は除く)
- かんづめ
- インスタント、レトルト食品
- 乾物
- おかし
- 飲料 など
[寄付できない食品]
賞味期限が2カ月未満のもの、冷蔵保存のもの、開封されているも
- 生鮮食品
- もち米
- 砂糖、塩
- アルコール(料理酒、みりんをふくむ)
- 防災用保存水
- 健康食品、介護用食品
- ペットフード など
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監修/静岡市ごみ減量推進課

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。