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今月のどうぶつ:アオバト
学名:Treron sieboldii
ハト目 ハト科
生息地:日本、中国南東部、台湾、ロシア(サハリン 南部)、ベトナム北部の広葉樹林や針広混交林
体は緑色で腹部が白く、オスは、肩の外側の羽が紫色 をしています。(写真奥がメス、手前がオス)
山林で暮らす美しい緑色のハト
英語名は「グリーンピジョン(緑のハト)」。「アオバト」という和名は、古代日本で緑色をふくめた寒色を広く「青」と呼んだ名残りと考えられます。また、鳴き声が「アーオー」と聞こえるからという説もあります(「ポゥッ、ポッポッ」といった鳴き方をすることもあります)。
あざやかな緑色は一見目立って天敵にねらわれそうですが、樹上では、上から見ると木々の緑に、下から見上げると木もれ日や枝葉にとけこんで、保護色になります。
普段は森や山林で、木の芽や果実、ドングリ等の木の実を食べて暮らしています。初夏から秋には、群れで海辺へ飛来して海水を飲んだり、温泉の湯を飲んだりする、めずらしい習性もあります。理由は解明されていませんが、塩分を補給してミネラルバランスを整えるためと考えられています。
昔は食用に狩猟も行われましたが、現在は禁止され、全国に分布が拡大しつつあります。
木もれ日や枝葉に同化する体色
「京都の森」の4羽を見つけられるかな?
京都市動物園には、現在4羽のアオバトがいます。銀色の足環をしているのが「チャコシ」(メス)。赤い足環が「リョクチャ」(メス)。オレンジ色の足環が「チャセン」(オス)。足環をしていないのが「テンチャ」(メス)です。
「京都の森」エリアの西鳥類舎にいるので、探してみてくださいね。
四季折々の木の実も好物
きょうとニュース
ヒョウモントカゲモドキがやってきました!
4月に東京都恩賜上野動物園から、ヒョウモントカゲモドキのメス2頭が来園しました。つぶらなひとみとヒョウのようなまだら模様が特徴。食欲旺盛で、コオロギ等の昆虫を食べて、毎日元気に過ごしています。
熱帯動物館の「みどりのエリア」で展示していますので、ぜひ会いに来てくださいね!
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/

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