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ペットボトル、ビニールふくろ、お菓子のふくろ・・・。みんなの周りにたくさんあるプラスチックごみが、世界中で問題になっているって知っているかな。 6月5日は地球のことを考える 「世界環境デー」。身近なプラスチックごみについ て考えてみよう!
世界環境デーって何をする日?
毎年、6月5日は世界環境デーといって、環境分野の国連機関である国連環境計画 (UNEP) が定めた、環境問題について意識したり考えたりする日。世界環境デーには、毎年世界各地でイベントが行われて いて、テーマも毎年変わるんだ。今年のメインイベントの開催地は韓国で、テーマは「ブラスチック汚染をなくすこと」だよ。
テーマになっている「ブラスチック汚染」って何のことか分 かるかな。エコチルを読んでくれているみんなは分かるかもしれないけれど、ブラスチックごみ問題のことなんだ。
プラスチックごみが問題になっている理由
実は世界では、プラスチックごみがほとんどリサイクルされ ていなくて、毎年1900万t から2300万のプラスチック(なんとジェット機約1万~ 約14万機分)が川や海に流れ出てしまっているよ。その数は、2050年には、魚の量より多くなると考えられているんだ。海に流れ出た海のブラスチックごみは、800種類以上の生き物に被害を及ぼしていて、なんと世界中の魚の90%以上の胃袋にプラスチック片が入っていると考えられているよ。
さらにブラスチックは、つくるとき、運ぶとき、捨てるとき、全てで地球温暖化の原因である温室効果ガスが発生してしまうんだ。
でも、ブラスチックは軽くて丈夫で好きな形にしやすくて、大量につくることができる便利な素材。車を軽くして必要なエ ネルギーを減らしたり、家の断熱材に使ってエアコンを効率良く使えるようにしたり、環境にやさしい使い方もできるんだ。
地球や地球にいる生き物を守るためには、ブラスチックを上手に使いながら、ブラスチックごみを減らしていくことが大切だよ。みんなもブラスチックごみ問題を解決するために、自分に何ができるか考えてみてね。
身近なプラスチックごみ!
ペットボトルのリサイクルについて知ろう
ジュース、お茶、 水、しょうゆ、 化粧品・・・いろいろな容器に使われているペットボトルの原料は、プラスチックの一種だよ。 使い終わった後どうなるのか見てみよう。
大阪府の「ブラごみ “ほかさん ”3か条」で
プラスチックごみを減らそう
プラスチックごみを減らすことは難しくないよ! できることから始めてみよう。
[1]プラスチックごみを減らせる商品を選ぼう
●マイバッグやマイボトル などを持ち歩く
テイクアウトをするとき、マイ容器に入れてもらうのも良いね。
●ガラス・金属・木製などのキッチン用品を使う
洗濯ばさみやハンガーなども金属の物を使うと良いね。
●ストロー・スプーンなどをもらわない
●天然素材の洋服やタオルなどを使う
天然素材というのは、綿(コットン) 麻、ウール、シルクなどのことだよ。
●つめ替え用の商品を買う
シャンプー、洗剤、 ハンドソープ、 塩、ボールペン、 つめ替えて使える 物は身の回りにたくさんあるよ。
[2]今持っている物を長く大切に使おう!
●長く大切に使う
●修理して使う
●欲しい人にゆずる
●フリーマーケットなどを利用する
[3]リサイクルにつながる取組をしよう!
●分別ルールを守ってごみを捨てる
大阪市のごみの分別ルールをしっかり確認してみよう。分別すれば資源を増やせるだけじゃなくてごみ袋の大きさも小さくできてお得かも!
●ごみを資源に変える取組に協力する
スーパーなどでペットボトルや食品トレイの回収をしているよ。ごみにしないで資源に変えよう!
●リサイクル製品を選ぶ
マークを目印にすると選びやすいよ!
万博のイベントでもっとプラスチック問題について学ぼう!
国連環境計画と地球環境センターが、万博でプラスチック問題をテーマにして、トークセッションや海洋ゴミ楽器集団ゴミンゾクによる音楽演奏などのイベントを開催するよ。
『私たちのアクションが地球を守る-プラスチックと資源循環社会』
[開催日時]
2025年9月21日 (日) 14:00-16:00 (開場13:30)
[開催場所]
大阪・関西万博会場内 「テーマウィークスタジオ 」
[申込方法]
万博入場チケット購入後に当日参加登録のうえ、本イベント事前予約 (抽選で35名) が必要です。
下記予約期間に万博公式サイトまたはアプリから予約申込ください。
[予約期間]
2025年6月21日(土)から7月20日 (日) まで(第1次抽選申込)
(抽選発表は7月21日以降、チケットID登録用のメールアドレスに連絡。 第2次抽選以降については、こちらよりご確認ください。)
※小学生以下の参加は保護者の同伴が必要です。
監修:大阪市環境局

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。