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私たちの生活に欠かせない水は、どのように守られているのでしょうか。地震に強い耐震管についてと、災害に備えてできることをいっしょに見てみましょう。
水道を守る耐震管
みなさんは、「地震で水道が使えない」というニュースを見たことはありますか? 地震が起こると、建物や道路だけじゃなく、水道管もこわれてしまうことがあります。でも、安心してください! 水道には「耐震管」という、地震に強い特別なパイプがあります。みなさんの住む地域でも、古い水道管を、耐震管にかえようとがんばっています。
耐震管は、特別な素材でできていて、パイプのつなぎ目が工夫されており、地震のときに折れたり、ぬけたりしにくいように作られています。大きな地震が起こっても、水の通り道が守られているので、みんなが安心して水を使えるようになっています。
なぜ耐震管が大切なの?
もし地震で水道管がこわれると、家や学校、病院など、たくさんの大切な場所で、飲み水だけでなく、洗濯やお風呂、トイレなどで水が使えなくなってしまいます。耐震管にすることで、地震が起きてもすぐに水が使えるのです。
東日本大震災の津波により道路がこわれた ときも、耐震管はこわれませんでした
おうちでもできる災害対策!
大きな地震などの災害が起こると、古いままの水道管がこわれて、数日間、水が使えなくなる かもしれません。そこで、みなさんが今すぐおうちでもできる災害対策を2つ紹介します。
1.緊急用の飲み水をたくわえておく!
ふたのできるきれいな容器に、空気がなるべく入らないように口もといっぱいに水道水を入れ、ふたをしっかりしめてください。日の当たらないすずしいところでは3日~1週間、冷蔵庫の中では1~2週間を目安に水を入れかえてください。
出典:札幌市水道局「さっぽろの水道」令和7(2025)年度
2.住んでいる市町村からの情報をチェックする!
もしも、災害が発生した際に、災害に備えてためた水がなくなってしまったらどうしたら良いでしょうか? 市町村で水を配ってくれる場合があるので、ふたのできるきれいな容器を持っていきましょう。水を配る場所や時間は、市町村のHPや広報車などでお知らせがあります。お住まいの市町村からのお知らせをチェックしましょう!
水道週間
令和7年6月1日(日)〜7日(土)
水道週間には、各自治体や協力団体が水道について、広くみなさんの理解を深め今後の取り組みに協力してもらうため全国でイベントを開催します。
北海道庁本庁舎1階ホール
水道週間パネル展
6月6日(金)、9日(金)に開催
画像提供:日本ダクタイル鉄管協会
監修:北海道環境生活部環境保全局環境政策課水道計画係

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