【多摩動物公園だより】「チンパンジー」が絶滅危惧種に指定された原因とは?|地球にやさしい子ども達を育む環境教育メディア  
東京
動物園だより
2025.05.01

【多摩動物公園だより】「チンパンジー」が絶滅危惧種に指定された原因とは?

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今月の動物 : チンパンジー

学名 : Pan troglodytes
生息地:アフリカ
霊長目 ヒト科

アフリカにすむ絶滅危惧種

アフリカゾウ
学名:Loxodonta africana
長鼻目 ゾウ科

チーター
学名:Acinonyx jubatus jubatus
食肉目 ネコ科

絶滅危惧種チンパンジー

チンパンジーの生息地は、アフリカの熱帯雨林や乾燥林です。20~100頭くらいの群れを作り生活しています。今、野生のチンパンジーは数が減ってしまい絶滅危惧種に指定されています。

チンパンジーってどんな動物?

チンパンジーはとても感情表現が豊かで、喜怒哀楽さまざまな表情が見られます。特に子どものチンパンジーは、母親や群れの仲間とよく遊び、楽しいときには声を出して笑います。また、母親の姿が見えないと口をすぼめてさみしそうな表情を見せます。ときには、群れの中でけんかが起こると、歯をむき出しにしておこることもあります。

このようにいろいろな表情ができるのは、チンパンジーの社会で自分の感情を相手に伝え合うことが必要だからです。群れで生活するうえでコミュニケーションをとることは、大切なことなのですね。

そんなチンパンジーたちが絶滅危惧種になってしまった原因は、私たち人間にあります。人の暮らしに必要な木材や金属(レアメタル)をとるために森を切り開かれ、チンパンジーたちの生息地が減ってしまったからです。少しでも多くの人に現状を知ってもらうことがチンパンジーたちの未来を守ることにつながります。

大人にくすぐられて笑う子どものチンパンジー

口をすぼめて不安げな様子

たまニュース

オランウータン舎20周年!!

今から20年前の2005年4月28日に新オランウータン舎がオープンし、「オランウータンのスカイウォーク」の展示も開始しました。気候の良い日は、地上15mの高さにあるロープを、オランウータンがわたって行く姿を見ることができます。樹上性のオランウータンが優雅に空中散歩をする様子をぜひ見に来てください。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会

東京都多摩動物公園
東京都日野市程久保7丁目1−1
TEL.042-591-1611
https://www.tokyo-zoo.net/zoo/tama/

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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