大阪
学生記者プロジェクト
2026.03.02

できるを増やす ― 環境問題と取り組みを知って ―

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「環境」と聞いて、みなさんは何を思いうかべますか。住んでいる場所や学校、周りの友だちも環境の1つですが、私は公園や畑などの植物や生き物を思いうかべます。春の桜、夏の海、秋の紅葉、冬の雪景色、そしておいしい食べ物を育ててくれる自然環境は、私たちの生活にとってとても大切なものです。

しかし最近、その自然が少しずつ変わってきていると感じることが増えました。夏はとても暑く、たくさんの雨が降って災害が起きることがあります。冬でも暖かい日があったり、大雪が降ったりと、今までにない天気を経験しています。このような変化が続くと、自然環境はこれからも変わっていき、今と同じ生活を続けることがむずかしくなっていくのではないかと不安に思いました。そこで私は、「私にできること」やそのヒントを知るために、地球環境と関わる仕事や活動をしている人の話を聞きに行きました。

2026年1月31日(日)、大阪で行われた「未来をデザインする力~SDGsを自分のストーリーにする~」というシンポジウムに参加しました。このシンポジウムでは、テレビで環境問題を伝える仕事をしている堅達京子さんと、エコ洗剤を作っている会社で働く代島裕也さんのお話を聞きました。最後には、学生代表の方も参加して、これからの環境との関わり方について話し合いが行われました。

まず、堅達さんは地球の温度と気候変動について話しました。1760年代に産業革命が起こり、機械を使ってたくさんの物を作れるようになりました。その機械を動かすときに、二酸化炭素が多く出されてきました。二酸化炭素は、地球の温度を上げる「温室効果ガス」の1つです。地球の温度が産業革命前より1.5℃、2℃と上がるほど、暑さや大雨などの災害が増えると考えられています。そこで堅達さんは、「1.5℃の約束」として、私たち1人1人にできることを紹介しました。使っていない充電器をコンセントから抜くこと、食べ残しを減らすこと、近い場所へは車ではなく歩いたり自転車を使ったりすることです。1人では小さな行動でも、多くの人が続けることで、大きな力になると話していました。

次に、エコ洗剤を作っている会社で働いている代島さんの話を聞き、商品ができあがるまでの「見えない部分」も大切だということを知りました。洗剤に使われているパーム油は、食べ物や化粧品など、私たちの身近なところでたくさん使われています。しかし、その原料となるアブラヤシを育てるために、海外では森林が切り開かれ、動物たちの住む場所が失われていることがあるそうです。代島さんの会社では、こうした問題を知り、原料の作り方から環境に配慮する取り組みRSPO認証を行っていることを紹介しました。

最後の話し合いでは、「エコな商品は知っていても、その原料までは考えたことがなかった」という意見が出ました。使う人、作る人、育てる人など、いろいろな立場から考えることが大切だという話が印象に残りました。

このシンポジウムを通して、私は目の前にあることだけでなく、見えない部分を知ることが大切だと思いました。電気や物の使い方も、見えないところで地球につながっています。堅達さんが話していた「1.5℃の約束」を思い出し、まずは身近なところから行動したいと感じました。そこで、この記事を書いているパソコンの充電器を、使っていないときにはコンセントから抜くことから始めたいです。

「できる」を増やすには知ることから。調べる、話を聞く、方法は何でも大丈夫です。行動してみましょう!

 

この記事を書いた人WRITER
濱中優月

信州大学3年生。植物、生物が好きで山に囲まれた長野県へ進学しました。兵庫県出身で海も好きです。

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