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日本には、5つの世界自然遺産があることを知っていますか?世界遺産は、未来に引きついでいくべき大切な宝物。ここでいっしょに、日本の世界自然遺産について学びましょう。
かけがえのないみんなの大切な財産
世界遺産とは、みんなで大切に守っていくべき、すばらしい場所や建物のこと。1960年代、ナイル川のアスワンハイダムを建設した際、周りの土地や神殿が水にしずんでしまう問題が起こり、ユネスコ(国際連合教育科学文化機構)が遺跡群を移築して保存しました。それがきっかけとなり、世界的な文化遺産を保護する考えが生まれ、世界遺産条約が誕生しました。
2026年1月の時点で、世界遺産の総数は1248件。世界遺産には、城や街並みなどの文化遺産と、特別な自然が残る自然遺産、その両方を合わせた複合遺産があります。そのうち自然遺産は235件で、「自然美」「地形・地質」「生態系」「生物多様性」の4つの評価基準のいずれかを満たすこと、自然の本来の姿が維持されていること、十分な保護管理が行われていることといった条件を満たし、登録されます。
日本の5つの世界自然遺産
日本には、知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島、そして奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の5つの世界自然遺産があります。それぞれの地域で、ユニークな生態系が形づくられ、絶滅危惧種や固有種といった他では見られない動植物が生息し、雄大な自然の美しさが残されています。
ぜひみなさんも世界自然遺産を知り、それぞれの豊かな生物多様性について学んでみてください。かけがえのない私たちの宝物を、未来に引きついでいきましょう。
世界遺産登録数
・世界遺産総数…1,248件(26件)
・自然遺産…235件(5件)
・文化遺産…972件(21件)
・複合遺産…41件(0件)
※( )内は日本2025年8月現在
出典:文化庁HP
日本の世界自然遺産を見てみよう
日本には、知床、白神山地、小笠原諸島、屋久島、そして奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島の5つの世界自然遺産があります。 いずれも豊かな自然が広がり、さまざまな命が育まれています。
屋久島 (鹿児島県)
面積:約10,700ha
登録年:1993年

白神山地(青森県・秋田県)
面積:約17,000ha
登録年:1993年

知床(北海道)
面積:約7,900ha
登録年:2011年

小笠原諸島 (東京都)
面積:約7,900ha
登録年:2011年

奄美大島、徳之島、 沖縄島北部及び西表島 (鹿児島県・沖縄県)
面積:約42,700ha
登録年:2021年

日本の世界自然遺産に生息する生き物たち
それぞれの世界自然遺産には、さまざまな動植物が暮らしています。 その土地ならではの固有種や絶滅のおそれのある種も生息しています。 これらの生き物や自然を守るために、多くの取組が行われています。
知床
北海道の北東部に位置し、火山活動などによって形成された標高1,500m級の山々、切り立つ海岸、湿原、湖沼群などによって構成されています。ヒグマやエゾシカ、オオワシ、シマフクロウなどの多数の生き物が暮らしています。
白神山地
青森県南西部と秋田県北西部の県境にまたがる山岳地帯の総称です。東アジアで最大の原生的なブナ林が広がり、ツキノワグマ、カモシカ、イヌワシ、シラガミクワガタをはじめ、さまざまな動植物が生息しています。
小笠原諸島
東京から南に約1,000km離れた位置にあり、「ボニンブルー」とよばれる美しい海と大小30ほどの島々からなります。オガサワラオカモノアラガイ、メグロ(鳥)などといった絶滅危惧種や小笠原諸島で進化してきた固有種が多数生息しています。
屋久島
九州本島最南端から南に約60km、東シナ海と太平洋の間に位置しています。島の中央には宮之浦岳(1,936m)があり、多数の河川が深い谷に流れています。雨が多く、ヤクスギとよばれる樹齢1,000年以上の天然スギが多く生育しています。
奄美大島、徳之島、 沖縄島北部及び西表島
日本列島の南端部に位置する琉球列島の一部の島々。亜熱帯域に多雨林が発達している世界でもめずらしい地域です。ヤンバルクイナ、イリオモテヤマネコ、アマミノクロウサギなど、多数の絶滅危惧種が生息しています。
さらにくわしく日本の世界自然遺産について調べたい場合は、 環境省のHPをチェックしてください!
監修:環境省 自然環境局 自然環境計画課
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。






