目次 [非表示]
みんなが過ごすまちや公園、道がごみだらけだったら、どんな気持ちになるかな? ポイ捨ては、まちをよごすだけじゃなく、いろいろな困ったことを引き起こすんだ。今回は、大阪市のポイ捨てについて知って、どうしたら無くせるかをいっしょに考えてみよう!
ポイ捨てはきたないし資源もむだにする!?
ポイ捨てとは、ごみをごみ箱に捨てずに、道や公園などにそのまま捨ててしまうこと。大阪市では、なんば駅周辺でたばこの吸いがらのポイ捨てが特に多くて、全国ワーストになってしまったこともあるんだ。
みんな、まちにごみがたくさん落ちていたらきたなくていやだよね。でも、ポイ捨てされたごみは、まちをよごすだけじゃなく、次のような問題も引き起こすんだ。
★ ごみが川や海に流れて、魚や鳥が食べてしまうことがある。
★ 火のついたたばこが火事の原因になることがある。
★ 空き缶やペットボトルなど、リサイクルできる資源をむだにしてしまう。
実は、ポイ捨てされるごみの約半分が空き缶とペットボトル。でもこの2つは、正しく分けて捨てれば、リサイクルできる物だよね。つまりポイ捨ては、資源をむだにする行動でもあるんだ。
海の生き物の命をうばうことも!
そして今、世界中で問題になっている海のプラスチックごみ。海にすむ生き物が、まちがえて食べてしまって命を落とすこともあるんだ。海のプラスチックごみの8割以上は、陸から流れてきた物。ポイ捨てされたプラスチックごみが、雨や風に流されて川に入り、やがて海へとたどりついてしまうよ。「少しくらいなら…」と捨てたごみが、生き物の命を危険にさらしてしまうことがあるんだ。
ポイ捨てを無くすことは、まちをきれいにするだけじゃなく、自然や生き物、そして未来の地球を守ることにもつながるよ。きれいなまち・川・海を、みんなで力を合わせてつくっていこう!
身近な大阪湾のごみについて見てみよう!
どんなごみが多い?

ごみになったペットボトルはどこの物?

どうしたらポイ捨てを無くせる?
大阪市の取組を見てみよう!
ごみのポイ捨て防止
まちをもっときれいにするために、1995年に「ポイ捨て防止条例(大阪市空き缶等の投げ捨て等の防止に関する条例)」を定め、これまで以上に市民の協力を呼びかけているよ。
ボランティア清掃
たくさんの人たちが、進んで道路に落ちているごみを集めたり、よごれている所を掃除したりして、まちをきれいにする活動を行っているよ。
ノーポイモデルゾーン
大きな駅の周りや人が多く集まる場所など、特にポイ捨てに注意してほしい所に、ポイ捨て禁止マークと地図を組み合わせた標識を設置しているよ。
美化強化デー
毎月1日がそうだよ! 大阪市内のまちの人たちや会社で働く人たちに掃除を呼びかけているんだ。


目指そう!きれいな
まちポイ捨てゼロクイズチャレンジ!
Q1
ポイ捨てされたごみが川や海に流れると、どんなことが起こる?
1.魚や鳥がまちがえて食べてしまうことがある
2.ごみが自然にすぐ消える
3.ごみが海をきれいにする
Q2
ポイ捨てを無くすために、みんなができることはどれ?
1.ごみを見えない所にかくす
2.ごみをこっそり道に捨てる
3.ごみ箱が見つからないときは持ち帰る
Q3
大阪市では、ポイ捨てを無くすためにどんな工夫をしている?
1. ごみを見えなくするマジックを使っている
2. 自動販売機のそばに回収容器を置くことをすすめている
3. ポイ捨てされたごみをロボットが回収している
Q4
ポイ捨てされたたばこの吸いがらが火事の原因になることがあるのはなぜ?
1. 火がついたまま捨てられることがあるから
2. 吸いがらが風でこすれて火花を出すから
3. 吸いがらが太陽の光を集めるから
Q5
大阪市が、まちをきれいにするために市民やお店にお願いしていることは?
1.ごみをかざり付けてきれいに見せる
2. 家やお店の前を掃除する「門前清掃」
3 .ごみを見つけたら「ごみ発見!」と叫ぶ
Q1>正解 1
ポイ捨てされたごみ は、自然の中で長い時間残り、海の生き物にとって危険になることもあるよ。
Q2>正解 3
自分のごみは自分で責任をもって捨てることが、きれいなまちづくりの第一歩!
Q3>正解2
ごみを捨てやすくすることで、ポイ捨てを減らす工夫をしているんだ。
Q4>正解 1
小さな火でも、草や紙にうつると大きな火事になることがあるよ。
Q5>正解 2
大阪市では、事業者や市民に「門前清掃」の協力を呼びかけているよ。
楽しみながらまちをきれいに!
大阪マラソン“クリーンUP”作戦
2011年から行われている「大阪マラソン“クリーンUP”作戦」。 今年も応募が開始されたよ。小学校やおうちの人と参加してみよう。

[実施期間]
令和8年1月31日(土)~2月20日(金)
※上記期間内で、清掃日時をお選びください
[参加資格]
団体・グループ・個人を問わず、どなたの参加も大歓迎
[実施場所]
大阪市全域
[申込期間]
令和7年12月1日(月)~令和8年1月8日(木)
監修:大阪市環境局
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。






