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今月のどうぶつ:ツシマヤマネコ
学名:Prionailurus bengalensis euptilurus
食肉目 ネコ科
生息地:長崎県対馬の林や田畑など

写真上:アザモ、下:ユイ
ツシマヤマネコについては、2022年1月号でも紹介し ています。あわせてご参照ください。
生息数は100頭前後 希少な固有種を守ろう
長崎県の対馬にのみ生息するツシマヤマネコは、国の天然記念物、国内希少野生動植物種にも指定されています。しかし近年、生息地の減少や交通事故、イエネコからの感染症、害獣用のわな等の被害により、野生の個体数が減少しています。
環境省では、絶滅が心配されるツシマヤマネコを守り、増やす取り組みを全国9園館の動物園と協力して進行中です。京都市動物園も、この取り組みに参画しています。

体重計に乗るマユ

丸太に乗る訓練中のシュウシ
冬の繁殖期に向けて非公開の施設で準備中
当園には非公開の繁殖施設があり、現在、メスの「マユ」と「ユイ」、昨年名古屋から来園したオスの「シュウシ」とメスの「アザモ」の4頭が暮らしています。「シュウシ」と「アザモ」は繁殖適齢期になり、この冬の繁殖を目指します。また、健康管理のために、自ら体重計に乗ってもらったり、体をさわることに慣れてもらったりする、受診のための動作訓練(ハズバンダリートレーニング)も行っています。
来園者のみなさんに見ていただける展示場には、18才のご長寿「キイチ」がいます(野生のツシマヤマネコの寿命は6~9才)。2017年には2頭の子どもをもうけ、昨年来園したシュウシのおじいちゃんにあたります。

展示場で会えるキイチは国内最年長
きょうとニュース

フラミンゴのひな育ってます
7月にヨーロッパフラミンゴが1羽ふ化しました。すくすくと成長中で、体高も高くなり、くちばしも曲がって、成鳥の姿に近付いてきました。羽毛はまだ灰色で、ひなの特徴も残しています。「アフリカの草原」エリアのフラミンゴ舎にぜひ見に来てくださいね。 (写真は9月に撮影)
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/
エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。






