東京
動物園だより
2025.11.04

【大島公園動物園だより】生後4カ月で体重は約4倍に!? 「フタコブラクダ」の赤ちゃん

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今月のどうぶつ:フタコブラクダ

学名 : Camelus bactrianus
分類:ウシ目(偶蹄目)ラクダ科
生息地:中央アジア

フタコブラクダの近くで 飼育している動物

ラマ
学名:Lama glama

エミュー
学名:Dromaius novaehollandiae

フタコブラクダの子どもが誕生

フタコブラクダ(家畜種)は中央アジアの砂漠で家畜として飼われてきた動物で、低木の葉や枝、草などを食べます。2つのコブには脂肪がたくわえられていて、栄養状態によって大きさが変わります。冬になるとオスはよだれや尿をまき散らしたり、気性があらくなったりと普段とはちがうふるまいでメスの気を引こうとします。メスと結ばれると、12〜14カ月の妊娠期間の後、通常1頭の子どもが生まれます。

大島公園動物園では、2024年1月にオス「テンテン」(13才)とメス「カエデ」(7才)の交尾が確認され、2025年3月18日(火)にオス「椿桜(ツバサ)」が生まれました。大島公園動物園でのフタコブラクダの出産は約45年ぶりでした。

生後5カ月の椿桜(右)と母のカエデ(左)

順調に成長しています

生まれて間もない子どもはコブが横にたおれた状態になっています。椿桜の場合、生後1カ月ほどでコブに脂肪がたくわえられ、立ち上がるようになりました。3月21日(金)・生後3日には55 kgだった椿桜は、カエデの母乳を飲みすくすくと成長し、7月29日(火)には209kgになりました。

現在は乾牧草や大島の特産品であるアシタバも食べています。放飼場を毎日走り回り、日々大きくなっています。

生まれた翌日の椿桜

おおしまニュース

カラスバトという鳥を知っていますか?

一般的なハトよりも大きく、カラスのように光沢のある黒い羽でおおわれていることからその名が付きました。主に日本と韓国の離島で暮らしています。大島公園動物園のある伊豆大島では1年を通して観察できます。また、動物園でも展示していますので、ご来園の際はぜひ探してみてください。


写真提供:公益財団法人東京動物園協会東京都立大島公園動物園
東京都大島町泉津字福重2
TEL.04992-2-9111
https://www.soumu.metro.tokyo.lg.jp/
11osima/park/www/htdocs/zoo/index.html

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エコチル編集部

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。

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