
目次 [非表示]
今月のどうぶつ:ニシゴリラ
学名:Gorilla gorilla
霊長目 ヒト科
生息地:西アフリカの熱帯雨林
樹上生活に適した長いうでと短い足。歩くときは手を軽くにぎり、指の第1〜2関節の外側を地面に付けて進む「ナックルウォーク」をします。
体格はたくましく性質はおだやか
ニシゴリラは大きな体と強い筋力を持っていますが、通常は他の動物をおそうことはありません。主食は木の葉や樹皮、草、果実。雑食性で、アリ等の昆虫も食べます。オスが胸をたたいて音を出す「ドラミング」も、こうげきのサインではなく、実は直接的なケンカをさけるための行動なのです。
オスは大人になると背中の毛が銀白色になるのが特徴で「シルバーバック」と呼ばれます。野生ではシルバーバックのオスと複数のメス、その子どもからなる群れで生活します。子どもは10才前後で繁殖が可能になり、生まれた群れを出て、新たな群れを作ります。
手のように物をつかめる足
シルバーバック
園内の若オスが巣立ち、また新しい命の誕生も
京都市動物園には4頭の親子がいます。2010年に上野動物園から来園したオスの「モモタロウ」、当園生まれのメス「ゲンキ」、その第1子「ゲンタロウ」と第2子「キンタロウ」です。兄のゲンタロウは13才。親元をはなれて新しい家族を作るために、今月、上野動物園へ移動します。そして、母のゲンキは現在妊娠中。39才と高齢なので、無事に赤ちゃんが産まれるよう健康管理に注意しています。
新しい命を宿したゲンキ
親元から巣立つゲンタロウ
きょうとニュース
新しい仲間を紹介します!
7月にテンジクネズミ5頭が新しく仲間入りしました。名前は写真左から「ティラミス」「マドレーヌ」「ショコラ」「クリーム」「ホイップ」です。毎日牧草をモリモリ食べ、来園したころと比べて体も大きくなりました。「おとぎの国」で暮らしていますので、ぜひ会いに来てくださいね。
写真提供/京都市動物園
協力・監修/京都市動物園
京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
TEL.075-771-0210
https://zoo.city.kyoto.lg.jp/zoo/

エコチルは、地球環境保全に取り組む子ども達を育むとともに、学校や家庭でのエコライフ推進を目的としたメディアです。