みんなで考える 公共交通アイデアコンテスト
受賞作品
札幌市長賞
資生館小学校 5年生 N.N.さん
バスの運転手不足や路線廃止などのニュースを見聞きし、何か私にできる事はないかと思いレポートを書きました
審査員から
それぞれのミッションに対し数多くのアイデアがあり、1つ1つがとてもワクワクするアイデアでした。観光客が増えていることに対して、乗り放題チケットの販売や、バス停の一部をコインロッカーにするなど、利用者の目線に立ったアイデアが素晴らしかったです。「お年寄りが安全に移動できる方法を考える」というミッションでは、バスの座席に体重が表示されることで、お年寄りや子供連れの方が座るように促すという、優れた想像力を発揮したアイデアを考えていただきました。お友達にアンケートを取るなど、他の人の意見を尊重する姿勢が見られたことも、立派だと思いました。
JR北海道賞
東札幌小学校 1年生 W.A.さん
さっぽろはゆきがたくさんふるので、そのゆきをつかってはしるでん車があったらいいなぁとおもってかきました。
審査員から
すてきなアイデアをありがとうございます。
雪を溶かす力で動かすかまくら列車は、北海道の自然と気候を活かしてカーボンゼロを達成することのできる、とても夢と希望のある列車です。また、かまくら列車は見た目も斬新で目を引くことから、北海道内ではもちろんのこと、道外や海外でも話題となると思います。これからもSDGsに配慮しながら、お客様が安全にご利用いただけるアイデアをぜひともご提案ください。
地下鉄賞
幌北小学校 5年生 K.A.さん
安全で便利に移動できる方法を考え、普段地下鉄を利用して気がついた事を作品にしました。「自動渡し板」が実現できたらうれしいです!
審査員から
車両がホームに到着すると、ドアが開くのと同時に全てのドアから自動で渡し板が出てきて、どの乗降口からでも車いすをご利用の方が安全に乗り降りできるという、とても夢のあるアイデアをいただきました。自分自身の体験に基づいてアイデアを思いついたきっかけや、期待できる効果が分かりやすく説明されている作文をそえていただいたことも印象的でした。車いすだけでなく、ベビーカーをご利用の方やお年寄りにとっても、段差が無く安全に乗り降りできるということで、実現できれば今までよりもたくさんの人が地下鉄を便利に利用できるようになる、すばらしいアイデアでした。
路面電車賞
澄川小学校 5年生U.M.さん
みんなが電車に乗る手順を考えて、こういうことが大変そうだなと思い、このアイデアを書きました。
審査員から
たくさんのアイデアを考えてくれてありがとうございます。電車の入口の階段をスロープにするアイデアは、だれでも乗り降りしやすい電車になるためには、とても大切なことです。椅子を高くすることも、座ったり立ったりするのが大変な方の気持ちになって工夫することで、もっと乗りやすい電車にすることができます。つり革にキャラクターがデザインされていたら、それだけで乗るのが楽しみになりますね。
みんなが乗りやすく、たのしい電車がたくさん走ると電車に乗ってくれる人ももっと増えると思います。早くそんな日が来ると良いですね。
ジェイ・アール北海道バス賞
澄川小学校 5年生 Y.I.さん
***
審査員から
全てのミッションが1台のバスで実現できるように考えていただきました。座ったときに手元に荷物が置ける棚の設置や、狭い車内でも窓を大きくして天井から空が見える解放感溢れるバスは、とても乗り心地が良さそうですね。乗務員は私服で気軽に運転することができ「こんな会社で働いてみたい」と思えるようなアイデアで、乗務員希望者が増えるかもしれません。
お客様の気持ちに寄り添い「乗ってみたい!」と感じていただける優しいバスだと思います。さらに、CO₂を排出させないよう電気で走行する環境のことを考えたバスは、近い将来札幌市内全ての路線で運行することでしょう。
じょうてつバス賞
ノホロの丘小学校 2年生 F.S.さん
ぼくは、生きものが大すきです。みんなで楽しめて、のるのがワクワクするバスだったらおきゃくさんがふえると思ってかきました。
審査員から
バス車内に水槽を設置し、本物の魚が泳ぐことで、まるで水族館の中を走るような空間を作るという、とても素晴らしいアイデアですね。バスに乗るたびにワクワクできる空間があれば、大人も子どもも思わず乗りたくなり、公共交通がもっと身近なものになるでしょう。こんなバスが街を走っていたら、通学や通勤、お出かけの時間も特別なものになりそうです。
私たちは「安全・安心・快適」な公共交通を目指していますが、そこに「楽しさ」という新しい視点を加えることで、未来のバスはさらに魅力的になると感じました。これからも、みなさんに愛されるバスづくりを進めていきます。
北海道中央バス賞
もみじの丘小学校 5年生 B.M.さん
どんな人も気もち良く乗れるバスを考えました。たくさんの人がバスに乗ってほしい!という思いをこめてつくりました。
審査員から
社内投票で一番投票数が多かった作品です。ワクワクするアイデアが多く盛りこまれていたことが選考の決め手となりました。楽しみながら一生懸命考えていただいたことが分かる作品であり、社員一同、楽しみながら見させていただきました。
大人用、子供用椅子の設置や、入口を増やし、降車時の歩く距離を短くするなど、私たちでは考えつかないようなアイデアがあふれており、大変すばらしいと思いました。
SDGs賞
山の手南小学校 6年生 S.C.さん
このアイデアは、二酸化炭素の排出量と食品ロスが減ったらいいなという思いを分かりやすく伝えたいという気持ちでかきました。
審査員から
フードロスから、フードバンクだけでなく、発電や紙にするなど、またバイオ燃料となる作物を育て、バイオエタノールを作り、公共交通機関等の燃料に使う、流れを考えてもらいました。これは、SDGsのシナジー効果を表現しています。このシナジー効果を自分なりに考えた点が良いですね。さらに、お金まで考えたことは、SDGsの達成には、経済・社会・環境をともに考える必要があることを表現しています。もちろん、描いたようには上手くいかないこともふくんでいます。色を付けたり、タイトルの「食べのこし×カーボンゼロ」を目立つようにしたりしてもらえると、よりアピールできると思います。